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賢押杯Alt.2017⑤ 「小さな頂点」

前回までの話はこちら    

ついにたどり着いた夢の舞台。
小さな大会ではありますが、自分のクイズプレイヤーとしての原点として、
この場所までこれたのは本当に幸せなことです。
だけどここで負けたら意味がない
準決勝の勢いからも、自分はここで絶対に勝ちたい。そのために今までクイズをやってきたのだから。







大暴投さんの司会で、たった2人だけの決戦の場に就きます。




決勝戦:9pt先取クイズ

正解で1pt、不正解で-1pt。
いわゆるニューヨークスタイル。
9ptを先に獲得したプレイヤーが優勝!!

決勝前のインタビュー。
まず対戦相手のサリスカさんへのインタビューの終わりで、
大暴投さん「優勝するのは誰ですか?」
サリスカさん「わかりません・・・」(会場爆笑)
大暴投さん「もっかい行くよ? 何を言ってほしいのかわかるよね?
      優勝するのは誰ですか?」
サリスカさん「・・・本当にわかりません!」(さらに爆笑)

ちくしょー、自分と違って笑い取れてるよ!!

次に自分へのインタビュー。
大暴投さん「優勝するのは誰ですか?」
自信を持って宣言。
アッチェル「わたくし、アッチェルです!
・・・本来、自分はこんなことを宣言するようなキャラじゃないんだけど。

そして始まる決勝戦。
しかし1問目から最低の失敗を犯す。
「二大政党の間で揺れ動く様子からこう呼ばれる/」
答えは浮かび「スウィング・・・」まで言ったものの、どういうわけた違う気がして
「すいません、わからないです」と言ってしまう。
答えは最初に思っていた通り、○スウィングステート。
今でも何で答えきらなかったのか分からない。クイズプレイヤーとして最低のミス。
+1ptのはずがー1ptとなってしまう。
ともすれば、これが決勝という場のプレッシャーだったのかもしれません。

しかし、自分ならすぐに取り返せると信じ、次の二問
「オレンジやレモンの皮に含まれる」「○リモネン」
「即興のラップで対決するテレ朝の番組」「○フリースタイルダンジョン」
をどちらも記憶の底からひねり出して、1-0とする。

ところがサリスカさんもさるもの。
「尊王攘夷派を京都から追放した事件」「○八月十八日の政変」
をしっかりとってくる。スポーツが得意なことは見えていましたが、文系も強いらしい。

「NTTドコモのdポイントのイメージキャラクター」「○ポインコ」も正解され、
さらに「地下鉄で最も標高の高い駅」「○八木山動物公園駅」も正解。
クイズプレイヤーが好みそうな問題をしっかり取ってきた・・・(ちなみに自分は知りませんでした)。
この問題を取られるまではどうあっても楽勝できると思っていましたが、
こういった問題をしっかり取ってくるところ、早押しに慣れていなくても解答力は高い。

前回の2015の決勝もそうでしたが、難易度が高くなり2人だけとなる決勝は、
押し合いになる確率が低く、地の知識量がものを言う感じ。

そうなれば、いかに早押しに慣れていないサリスカさんと言えど、間違いなく強敵。
余裕をこいている場合ではないとボタンを握る手に力が入る。どう2ptのビハインドを詰めるか。

「秋山ちえ子が終戦記念日に朗読」と聞いて確信がなかったものの、
とりあえず「上野」か「動物園」か「ゾウ」が聞こえた瞬間に押そうと決めていた「○かわいそうなぞう」
予習でタイトルだけ覚えていて内容は知らなかったものの「耳の聞こえない少女」というキーワードで答えた
「○聲の形」で追いつく。

しかし「食後血糖値の上昇値」「○GI値」で再びリードを取られる。
ここでめげてはいけない。この決勝で唯一ボタンの押し合いとなった
「コーポレートスローガンは「自然と健康を科学する」である、かつてはバスクリンの/製・・・」
「○ツムラ」を取って同点。「自然と健康を科学する」で90%間違いないと思っていたけど、
ちょっとの不安で先を聞いてしまいました。下手な早押し。

次にサリスカさんが「西遊記の玄奘の敬称」「○三蔵法師」
すかさず自分が「「ハイスタ」の略称」「○Hi-Standard」を正解し、また同点。
終わらないシーソーゲーム。5-5の同点のまま問題は後半戦へ。

ここからしばらくお互い取れない問題が続くも、
「今年公開の映画ではトム・ホランドが演ずる、マーベル・コミックのスーパーヒーロー」
自信がないながら「○スパイダーマン」で自分が正解、
さらに次の問題「『八十日目』を意味する言葉が/」「○やっとかめ」で連続正解。
この問題、自分で作った問題にもあったので完璧なタイミングで押せました。
よくつボイノリオの「名古屋はええよ!やっとかめ」も歌ってるしね!

つボイノリオはあんまり関係ない気がしますが、ついに2ポイントリード!!
7-5でこれなら勝てる!!

しかしそんなに簡単な逃げ切りは許してくれない。
「『イワン・デニーソヴィッチの一日』や『収容所群島』があるロシアの作家は誰でしょう」で、
多分これだと思っていたものの確信できる『ガン病棟』がなく、押すのをためらっている間に
奪われてしまった「○ソルジェニーツィン」
得意の競馬問題「2016年のダービーをマカヒキで制した騎手」「○川田将雅」も取られまたまた同点に。
押すのが遅いのに、ここまでこたえられるのか・・・。

よく考えてみれば自分も本来はボタンを押すのが遅いタイプで、
スルーになりかけた問題を答えるということが多いプレイスタイルでした。
自分と同じタイプなら、なお負けることは許されない。

7-7の同点から
「京都議定書の教訓から、先進国と途上国の公平性が配慮されている、2020年/」
「パリ議定書」と回答。
あとで問題集を見てみたところ、本来これは「もう一度」を取られる回答でした。(規定の正解は「パリ協定」または「パリ」
※「もう一度」:そのままでは正解にはできないが、不正解にするには惜しいので、もう一度解答権が与えられる。
         その際同じことを言わず、ちょっと変えて言う必要がある。

しかし速く押したぶん正解にしてくれたようでした。
まー、仮に「もう一度」を言われたとしたら、間違いなく「パリ」を答えていたので結局は同じこと。
別の大会の勝敗が決まる大事な場面でこれを経験していたため、これくらいじゃ動じない。
自分はここで勝つために、それくらいの経験を積んできたのだから。

ようやくたどり着いたマッチポイント(8-7)。
できれば追いつかれる前に何とか解答したい。
サリスカさんの実力だと、二人で8-8で並ぶと、あとは問題の引き勝負になってしまうのでそれは避けたい。

そしてこの問題。
「風を背にして立つとき、北半球においては左手前方に、南半球では右手前方に
 低気圧の中心があるという法則を、提唱したオランダの気象学者から何というでしょう」

問題が読み切られても2人とも押さない。
しかしわりと最近サークルの例会でこの問題を聞いた記憶がありました。
確か答え自体はQMAでは線結びか何かで名前だけ聞いたことがあったけど、
実際どんな法則なのか聞いてみたらこんなどうでもいい法則だったのかと印象深かった気が・・・。

ほどなくして、恐らくこれだというものが浮かびました。自信は7割くらいか。
ここでミスしたらまた7ptに逆戻り。そうしたら精神的にもかなりきつい。
ここは様子見で次の問題に賭けるか・・・。

と思ったものの、ここでいろんなことが頭をめぐる。
1年半前、押さずに失敗した「ソフィーの世界」の悔しさを忘れたのか?
この問題を逃せば、自分の得意な理系の問題はしばらく来ないに違いない。

そして、サークルで一緒に楽しんだみんなが「押せ」と言ってる気がする。

何かに導かれるように指が動き、自分のボタンにランプがつく。
一呼吸おいて大暴投さんに「アッチェルさん!」と言われ、この答えがとても大切なものだということを思い出す。
ウィニングアンサーは絶叫しようと思ってたけど、正直自信がない。違ったらどうしよう。
うつむきながら、でもこの精神状態であらん限りの声を振り絞って答える。
お願い、正解であってください!
























「ボイス・バロットの法則!!」




・・・




・・・・・・








しばらく間を置いて、会場に鳴り響く正解を告げる音。
子の瞬間、一度終わったはずの夢に、最後の最後に残された扉をこじ開けてたどり着きました。

アッチェル、敗者復活からの賢押杯Alt.2017(埼玉) 優勝!!






最後のインタビューで言いたいことを言いました。
自分は本気でここで優勝をしたくてクイズをやってきたこと、
前回の優勝者であるいまいさんに「勝ってくる」と言ったこと、
ここで勝つためにどんなに勝てなくてもQMAでノンジャンル勝負をしてきたこと・・・


オフラインのクイズじゃ全然強い人にはかなわず、
QMAでも一か月で片手で数えられる程度しかトーナメントで優勝できない自分。
実際この会場にも、QMAでは明らかに自分より強い人がいました(その一人が準決勝にいたイオナズンさん)。
逆に早押しの世界でも自分より強いぽちょむきんさんや敗者復活で当たったラジオさんが居たわけですが、
そんな中QMAと早押しの間、まさに「スウィングプレイヤー」とも言うべき中途半端な自分が優勝できたのは、
まさにQMAプレイヤーへの早押し大会として始まった賢押杯ということが大きいと思います。

そして何より、たくさんのことをここまで参加してきたサークルで学ぶことができました。
特に大事なところでの1問、本番の1週間前の例会で「えびなちゃん」の答えをくれたKICKS、
さらにあとから判明したのですが、ウィニングアンサーである「ボイス・バロットの法則」も、
同じ例会で出されていた問題でした。
はっきり言って、この例会に出ていなかったら自分の優勝はなかったと思っています。
そういう意味では準決勝で言った通り「自分達」の優勝だったのかなと。
KICKSを始め、自分を受け入れてくれた各サークルの皆様に感謝いたします。






賢押杯Alt.2017の王者となった後も、特に変わらずクイズを続けています。
相変わらずQMAではボロ負けし、時にフェニックス組に落ち、それでもノンジャンルを投げ続け、
オフラインでは指が遅く知識も足りずボタンがまともにつかない。自分のホントの実力はこんなもんです。

そんな自分がたどり着いたのはクイズ会の中でも特に小さな頂点ではありますが、
クイズプレイヤーが皆夢を見ても、ほとんどの人がたどり着けない場所に立てたのは、
今まで生きてきた中で間違いなく一番幸せな出来事でした。


しかし幸せな物語は、もう少し続くのでした・・・。



【おまけ】





C90の時に書いた作品の一コマ。
これは自分自身の想いとして、時々見返して励みとしていました。
一応Tinamiに上げてあります。
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あたいのステータス

EP-PAD

Author:EP-PAD
東方やQMAの
動画・同人誌を作るらしい。


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てぃなみ
描いた絵はこちらで投稿。
少しずつ増やしていきます。

ぺくしぶ
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二度とまともな絵は投稿しない。


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