アークライト、あゆ屋、そして裁判 その2

昨日の記事の続きです。 →昨日の記事

誰の目から見ても破れかぶれな行動としか思えない今回の提訴。
ネット上でも相当批判の声が上がっており、
それに答える形でアークライトのHP上にこんなお知らせが出ていました

→お知らせ   →※魚拓(重くて見られない場合。こっちも重いですが)

(若干長い日記なのでご注意ください)







項目は5つ

ご質問1「どうして一足飛びに池田氏を提訴したのか?」
ご質問2「あゆ屋のドメインをアークライトが最初に取得したのは何故か?」
ご質問3「あゆ屋の中の人がアークライトの名を騙ったことは事実ではないのか?」
ご質問4「シャドウハンターズのパクリ被害者である池田氏を訴えるとはなにごとか!」
ご質問5「池田氏とアークライトはどういう関係なのか?何かいざこざがあったのか?」


最も注目したいのは「ご質問1」か。
内容を引用してみましょう。


ご質問1 「どうして一足飛びに池田氏を提訴したのか?」

・本年8月31日及び9月2日に池田氏が行ったツイートについて、
 当社は内容証明郵便にてツイートの削除と謝罪を含めた対応を
 依頼する文書を9月7日に発送し9月8日に配送されましたが受領して頂けず、
 放置されたため、当社は9月11日に訴状提出を行ない受理されました。
 また、同日17:00頃に当社ホームページにて告知を行いました。
・その翌日、9月12日の8:32に池田氏は居住地最寄りの局に出向かれ、
 当社が送付した内容証明郵便を受領されました。
・内容証明郵便を連絡方法として採用しましたのは、メールや口頭など
 簡易な方法ではなく、事態の重要性を鑑み記録性を伴う手段と判断しましたのが
 理由です。
・よって、一足飛びに池田氏を提訴したという認識はございません。


内容証明郵便とは、配達された郵便物の差出人や文章などを証明してもらえるという特殊な郵便です。
その後裁判に至り証拠に使われるなんてことも少なくなく、
副次的な効果として相手に対して強い心理的圧迫を与えることができます。
ですから内容証明郵便は『強めの抗議』、場合によっては『宣戦布告』とみなせる場合もあります。

しかし、池田氏は9月2日の時点でこのようにツイートしています。

9月2日の池田氏のツイート

(前略)じゃあ、アークライトから正式に削除依頼があったら、その時は対処しますね。


この通り、削除依頼には応じると明言しているわけです。
そんなんだったらメールなりなんなりで池田氏に対して一言「じゃあ削除してよ」で済む話なのですが、
わざわざ内容証明まで出すというねちっこさ。

通常の神経していれば相手に強い圧迫感を与えることよりも、
まずは自社に不利な情報を取り除くことを重視するはず
その点から見てもも到達まで時間のかかる郵便、しかも手続きが面倒な内容証明なんかより、
メール一本でちゃちゃっと済ませたほうがはるかに合理的なはずです。
(※内容証明は書式が厳格に決められており、コピーも含め合計3枚を用意せねばならず、
  料金も結構高いので、気軽に出すものではないのです。
  だからこそ相手に対して心理的圧迫効果をもたらすことが出来るのですが。
  こういうケースで内容証明を出すとしたら、
  何度削除以来を出しても応じない場合にようやく使う・・・ってくらいだよね? 普通は)
つまり、アークライトが今回いきなり内容証明郵便を出したというのは
「自社の名誉回復を迅速に行うこと」よりも、「池田氏に対し強い抗議をすること」の方が
利益が大きいと判断した上での行動
、と考えられます。
過去に池田氏とアークライトで揉め事でもあったんでしょうかね?

今回のような事案で、
「いきなり裁判」というカードを切ってくるのは「一足飛び」なわけですけど、
「いきなり内容証明郵便」もやっぱり「一足飛び」だと思います。


そしてもう1つ、こっちはかなり重要。
アークライトがぼかして書いてるのか、単純に書き方が悪いのかわかりませんが
「9月7日に発送し9月8日に配送されましたが受領して頂けず、放置された」
という部分が非常に気になります。
この「受領して頂けず、放置された」が『受取拒絶』を指すのか『不在』だったことを指すのか、
それによって話が変わってきます。

果てさてどっちなのかと続きを読むと

「9月12日の8:32に池田氏は居住地最寄りの局に出向かれ、
 当社が送付した内容証明郵便を受領されました。」

ということは、『受取拒絶』だったわけではなく『不在』として受け取ってなかっただけってことじゃ?

実はこれ、ささいなことのようですが大きな違いがありまして・・・。

『受取拒絶』、つまり池田氏が「うけとりませんよ」と意思を示した場合、
その郵便物は「受取拒絶された」という付箋を付けられて、差出人に戻ってきます。
この場合、池田氏は受け取ってませんが郵便物は『到達』したと考える、
すなわち受け取ったのと同じ意味を持ちます。法律上はね。

『不在』だった場合、留置期間として1週間(※重要)郵便局が保管し、
その間に取りに来なかった場合、「不在だった」という付箋を付けられて、差出人に戻ってきます。
この場合『到達』したと認められるかどうかは見解が分かれていますが、
もっとも有効な最高裁の判決を元にすると
「遅くとも留置期間が満了した時点で受取人に到達したものと認められる」
とあるので、留置期間中は『到達』したものとみなされる保証はありません
つまりアークライトが池田氏を提訴した時点で内容証明郵便が『到達』していたと考えられるかというと、
かなり微妙な問題であると考えます。
池田氏が意図的に受け取りを先延ばしし、留置期間を経過させようとしたというような事情があれば、
『到達』したものと裁判所は判断してくれるでしょうけど、
後に池田氏はその郵便物を受け取っていますので、恐らくその時点で『到達』と考えられると思います。
今回、配達日時は9/8。ということは9/15までは留置期間です。
ですからアークライトが提訴した時点では、まだ内容証明郵便が『未到達』であった
(『到達』とは認められない)と判断されることになるでしょう。

上記の考えに基づいた場合、
『到達』したと認められないのであれば、一切前段階を踏まず裁判に出たと認定されると思います
(もちろん「いきなり裁判」をしても問題はありませんが、企業の姿勢としてはどうかと)

まあ『到達』が認められるか否かはさておいても、
少なくとも留置期間を待たずに裁判に踏み切るってのはあまりにも短気すぎやしません?
そこまでして法廷で争いたいわけ?


もう1つ疑問なのは、池田氏のtwitterでは、9月11日に「通知書」が届いたとあり、
その日に謝罪をしています。
ところが先ほども書いたとおり、アークライトは池田氏が9月12日に内容証明郵便を受け取ったとあり、
事実とずれがあるように見えます。
これは池田氏の言う「通知書」とアークライトの「内容証明郵便」は別物なのか、
はたまたアークライトが日付けを間違えたのか、気になるところです。


とりあえず「ご質問1」はこんなところ。
まとめると

・確かに「一足飛びに裁判」はやってないが、「一足飛びに内容証明郵便」は証明されました。
・提訴時点では、恐らく内容証明郵便は『到達』していないと判断されると思われる。
・不在郵便の留置期間を待たずに提訴に踏み切るという気の短さ。
・内容証明郵便(通知書)に関する日付けの食い違い。
・両者の過去に何かあったのだろうか?

ってところです。


ご質問2「あゆ屋のドメインをアークライトが最初に取得したのは何故か?」

・当社も参加している公式な同業者間のアナログゲーム会議体があり、
 遊宝洞、グランペールと共に当時ロールであった長谷川氏が参加していました。
・長谷川氏が「あゆ屋」としてホームページ開設をしたいが、ノウハウが不足して
 難儀しているということで、その中で協力を行いました。
・その際、「あゆ屋」代表者個人名での登録をすべきところを、
 連絡の行き違いにより、 当社名でドメイン登録をしてしまいました。
・その後「あゆ屋」代表者個人名での登録に変更されたと聞いております。


正直これについては、アークライトの言い分を裏付ける証明もありませんし、
逆にこれを虚偽とするような証拠もありません。
ただ、「連絡の行き違いで企業名をドメインにする」ってどんな状況だよ。
そこはもうちょっと具体的に説明してくれよ。


ご質問3「あゆ屋の中の人がアークライトの名を騙ったことは事実ではないのか?」

・あゆ屋の代表者が、当社の役員であるとツイートされたのは池田氏であり、
 公になっている情報の中であゆ屋が当社と関係していた(いる)という
 主張又はツイートを、あゆ屋自身がされている事実は当社として確認できません。
・また、当社はあゆ屋を同人サークルとして認識しているに留まり、
 当社の役員、従業員、業務委託先であったこともなく、
 人的面・資本面を含めて一切関係がございません。


これについて皆が疑問だったことは、
「なぜあゆ屋を訴えず(or疑わず)、池田氏を一方的に悪と決め付けて訴えたのか」
ってことでしょ?
池田氏のツイートを読めば、池田氏があゆ屋に騙されたという可能性も浮かんでくるじゃないかと。
だから普通は両者から言い分を聞いて判断しますよね
しかし今回の一連の流れではそんなことせず、いきなり池田氏を悪と決め付けてるんだから、
「あゆ屋」に肩入れしてるとしか思われても仕方ないよね、って話。
それとも騙された可能性が思いつかなかっただけのバカだったのか。

とにかく何で「あゆ屋」を疑わなかったのか、何で池田氏がウソをついていると決め付けたのかという
皆が思ってる疑問には答えてないんですよ。
ですので、この項目にあまり価値はありません。

次回の「お知らせ」ではこれについてきちんと答えてね♪ 無理だろうけど。



残り2項目特に意味も無い項目なので割愛します。
結局今回のお知らせを通じてはっきり分かったのは㈱アークライトさんの器の小ささ
もしくは早漏とでも言うべきか。

今回のお知らせを見て、
訴訟に至るまでの過程としてとるべき手段を全くとっていなかったこと、
待つべき時間すら待つことが出来ないという企業としてはありえないレベルの短気さが分かりました。
こんなお知らせを出せば企業にとってさらにマイナスイメージが重なるということすら気づかない、
非常に嘆かわしい集団だということを我々に示してくれたという点でもポイントが高いです。

ただ池田氏を裁判で訴えたくって仕方が無かったんじゃないの?

というのが私の見解です。
そしていま一度、あの方のツイートを引用することで本日の日記のシメといたします。



往々にして、周りに迷惑を掛ける人ほど被害者面をするね。
そして穏便な解決に向かわせようとしない

                            博麗神主(ZUN氏)


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